夜空に星 月には兎

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さて、上の画像がＭＡＰ００２内のイベントだ。中身はこれだけ。
最初に条件分岐が出てきた。条件分岐は指定した条件を満たした時に実行されるイベントを作るためのイベントコマンドだ。これはかなりよく使う。
この条件分岐は「スイッチ０００２：メニュー用」がＯＮの時に発動する。このスイッチはイベントの下にある、メニュー画面を開いた時にＯＮになるようになっている。
これにはちょっと理由がある。前回の講座で出てきた、立ち絵ＯＮ・ＯＦＦアイテム。これを使うと立ち絵を消したり、出したりできるのだ。しかし、そのイベントを反映するためには、このイベントから抜け出さねばならない。立ち絵のＯＮ・ＯＦＦもひとつのイベントなので、他のイベントが実行中では実行されないのだ。
メニューを開くと、スイッチをＯＮにしてから一度イベントを終わらせ、もう一回このマップに移動するようになっている。そうするとまたイベントは頭から実行される。しかし、すでにピクチャの表示は終わっているため、またそれを実行させるのは無駄だ。そのため、メニューからこのＭＡＰに戻ってきた時は、それらピクチャ表示のイベントをスキップするため、ラベルジャンプを用いている。



ラベルジャンプというイベント。これはその名の通り、指定したラベルまでジャンプする。これはイベントのスキップであったり、上のイベントに戻ったりする時によく使う。これに変数を組み合わせて、指定回数ループさせるなんてイベントも組める。気をつけなければいけないのは、上に戻った場合、そこから抜け出すイベントをちゃんと作ってやらないと、無限ループに陥る可能性があるということか。

ラベル１の下には、条件分岐でフェイの立ち絵のチェックが行われている。アイテムを使った瞬間、そちらでも立ち絵のＯＮ・ＯＦＦが行われるのだが、ここに入れているイベントはその他イベントなどで強制的に立ち絵が消されて、このＭＡＰに戻ってきた場合、今の立ち絵の状態をスイッチで判別させ、表示させるか否かを決めている。
この判別イベントがないと、立ち絵ＯＮにしていても、イベントで消えた立ち絵がまたアイテムを使わない限り表示されないので不便だ。そういったことも考え、ここに立ち絵状態判別のイベントを組み込んでいるのである。

残りは選択肢によって場所移動を行うイベントと、一日を終了させるイベントだ。
一日終了はコモンイベントでこのようなイベントを実行させている。



一日終了時は基本的にスイッチのリセットと、変数によって管理される日数を１プラスして、全回復させて、ＡＰを最大ＡＰまで回復させる、的なイベントを行っている。ＡＰは変数管理なので、変数の処理を行うイベントでないと回復はしない。
○○した？　関係のスイッチをＯＦＦにしているのがスイッチのリセットだ。このゲームは特定の行動は一日に一回しか行えない。
そのため、一度行った行動はスイッチをＯＮにし、それがＯＮの時にはその行動が行えないようになっている。
その下に日数イベント用の変数がある。これについては後に詳しく説明するが、特定の日数になったらこの変数を特定の数字にすることによって、イベントが発生する仕組みになっている。そのため、最後の場所移動は日数イベントというＭＡＰに移動するようになっている。
このＭＡＰについては次回以降の講座で説明させてもらう。特にイベントがなければ、そのままＭＡＰ００２に戻ってくるイベントが組まれているので、だいたいは再びこのＭＡＰに戻ってくる。

といったところで、今回の講座はお終いである。次回はこのゲームのＨなイベントが集約されている娼館について解説しようと思う。