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「BuyMyself」はこうして作られた。第四回娼館イベント後半。条件分岐とイベントページの巻

今回は娼館イベントの残りを説明しようと思います。
まず、娼館イベントを行う上で、必用な数値を考えましょう。
イベントを実行するためのAP。報酬。上位プレイを行うために必用なプレイ回数等です。
そこら辺の数値は前回の講座で説明したように、あらかじめ変数に格納しています。
が、ただ格納しただけでは意味がなく、それらの数値を使って条件分岐をすることでイベントを制御します(イベントコマンドは前回の記事参照)。
分かりやすく言えば、APが足りなければイベントを実行しない、必用な経験が足りなければイベントを実行しない。その日娼館を利用している場合はイベントを実行しない(一日一回制限)。そういった部分は制作者が自分でイベントを組まないといけません。
条件分岐にはさまざまな条件が設定できます。スイッチや変数の状態なんかは、よく使う条件でしょう。というか、それだけ使えばだいたいなんとかなります。
他にもキャラの向きとか、装備とか色々あります。条件分岐はかなりお世話になるシステムなので、色々やってみて使い方をマスターしましょう。

イベントを実行するためには、イベントを実行できない条件を全部パスする必用があります。逆に言えば、イベントを実行できない状態である場合は、そこでイベントを終了させればいいのです。
たとえばAP。当然のことながらAPが足りない場合は、イベントを発生させてはいけません。
APが足りない=現在APが必用AP未満。ということなので、条件分岐もそのように設定します。

2016123003.png

そして全ての条件をクリアしていれば、イベント実行です。
ここでMAP移動をします。移動先は娼館イベント用MAPです。
ここに来て、最初に設定した娼館イベント用変数を使います。
イベントページはこのように、1~9ページあります。

2016123002.png

ひとつのイベントにはこのように複数のページが設定できます。
一マスにおけるイベントはひとつだけなので、同じマスで複数のイベントを起こさせる場合、進行度によってキャラや会話が変化するイベントなどは、このように複数ページを設定することが多いですし、そのほうが楽でしょう。
MAPに配置したイベントは一つ、中身は9ページ。そしてイベント実行条件は娼館イベント用変数を用いています。
複数のイベントページがあり、同時に複数のページの条件を満たしている場合、一番番号の大きいイベントが実行されます。これ、かなり重要なので覚えておきましょう。
このイベントのページ番号とイベント用変数の数値は同じにしてあります。
なので、娼館用変数が5なら、1~5ページ目のイベントの条件を同時に満たします。
が、先ほどの説明通り、一番大きなページのみ実行されるため、5ページ目のみ実行されます。
他の数字にしても同じです、変数の値が1なら1ページ目、2なら2ページ目、というふうに実行されます。このMAPに来る前にちゃんと変数を設定してやれば、間違ったイベントが起こることはありません。
あと、このイベントはクリア後の回想でも使うので、クリアしている場合余計な部分をジャンプするためのイベントも入ってます。これも条件分岐です。クリア後にONになるスイッチを使って条件分岐をさせています。
その後、娼館エロイベントのテキスト、ピクチャの表示等がずらっと並びます。これはすでに説明したピクチャの表示、文章の表示を使うだけですね。

2016123001.png

他のイベントは報酬の計算、報酬を所持金に加える、該当プレイの経験を1増加させる、フェイの能力値アップ等のイベントです。
また一度見たイベントはスキップして簡略化するため、スイッチのON・OFFで条件分岐をさせ、ラベルジャンプでイベントの一部を飛ばすようにしています。
前回の講座で説明した変数、そして条件分岐。これだけでも様々なイベントを作り、制御させることができます。

料亭、ギルドイベントも似たような制御をしていますので、そちらの説明は割愛します。
次回からはダンジョン関係のイベントについて説明していこうと思います。

「BuyMyself」はこうして作られた。第三回、娼館イベントの半分は変数で出来ていますの巻

前の講座からちょっと間が空いてしまいましたね。今回は娼館イベントの組み方について解説していきましょう。
が、今回はちょっと長くなるので二回にわけます。前半の今回は、変数の応用テクニックについてです。

2016121001.png

まず、上の画像が娼館イベントの発生する扉を調べた時のイベントです。

さて、肝心のイベント内容ですが、いきなり変数の操作を連発しています。
まず最初の『娼館用変数』。これは、調べたイベントが娼館イベントの何番かを格納しています。
これはこのあと、イベントシーンに入る時に重要になります。
基本報酬、追加報酬定数。これはイベントをやったあとの報酬用の変数です。
その下に消費AP。このイベントで何AP消費するかですね。やっぱり一度変数に格納してます。
その下は、イベントをこなしたあと上昇する能力値です。バイマイはあらゆる行動で能力値が上がります。
なのでやっぱりこの数値もあらかじめ変数に入れます。絶対に入れます。じゃなきゃ私が死にます。

まずツクールにおいてあらゆる数値を増やしたり減らしたりする場合、主に二つの方法があります。
一つは直接入力。もう一つは変数を参照しそれをもとに入力です。
イベントでお金増やすにしても何にしても、どちらかの手法を行います。
100ゴールド増やすなら、直接入力で「100」って数値を入れるか、変数○○番にあらかじめ「100」の数値を代入しておきその変数○○番を指定してやるのです。
100ゴールド増やすだけなら、100って直接入力したほうが早いでしょう。
しかし、そのあと「主人公は100ゴールド手に入れた!」って文章を入れる場合、こっちの100ゴールドってところを直接文章で書かなければいけません。それはまあいいです。この段階では。
しかしあとあと、そのイベントをやっぱ200ゴールド入手に修正するとします。お金を増やすイベントのところを「200」に修正して、文章の「100ゴールド」も「200ゴールド」に修正する。そうすればいいのですが、どっちかを忘れるとおかしくなります。
イベントを修正し忘れれば、200って表示されてるのに、100ゴールドしか増えませんし、逆なら100ゴールドって書かれているのに実際は200ゴールド増えます。つまりバグ発生です。

そういった事を回避するテクニックが変数の有効活用です。
イベントの赤枠で囲った部分に注目。文章の表示なので、当然そこに書かれた文章が表示されます。
そしてゲーム中で表示される文章はこちら。

2016121005.png

見ての通り、全然違うでしょう? 具体的には\v[xx]系のところが、なんらかの数値に置き換わっています。
この[xx]の数値は、変数の番号です。これが「1」なら1番の変数に格納されている数値が表示されます。
たとえば必用APのところは「20」ですね。イベントの上で「0020:消費AP」という変数を操作しています。
つまり、この消費APに代入した数値がここに表示されています。実際に変数に代入した「14」という数値が、ゲーム画面に表示されているのがわかりますね。

2016121004.png

他のイベントは後半で説明するので、飛ばしてイベントの最後です。これは実際のエロシーンが入っているイベントの最後ですね。
イベントの最後に能力値を増やすためのコモンイベントを呼び出しています。

2016121002.png

能力値を上げるコモンはこうなっています。変数に格納した数値をそれぞれ対応した能力値にプラス。
その後、どれだけ能力値が上がったのかを、変数を参照して文章で表示します。
それぞれの数値はイベントの最初に変数に格納していますね。あとあと能力値の上昇数値を調整したいときはその変数をいじります。そうすれば実際に上がる能力値と表示される能力値がいっぺんに変わります。だって同じ変数を参照しているのですから。

2016121003.png

これをもし、直接入力でやっていたら、数値を調整するたびに能力値増加のイベントと、表示してている文章の両方を修正しなければいけなかったでしょう。バイマイはやたらとこの能力値アップイベントが多いので、そんなことやっていたら大変です。
というか最初はそうやろうとして、「こりゃ大変だ。なんか簡単な方法はないか」と考えて変数を利用したイベントにしたのです。
おかげで能力値アップ系のイベントは全部コピペで、数値だけいじっています。これのおかげでだいぶ作業効率が上がりましたね。

これは基本的ながら役に立つ夜星おすすめテクニック……!
変数を使いこなせば、ゲーム制作が楽になること間違いなし!

「BuyMyself」はこうして作られた。第二回アドベンチャー的な街画面の作り方の巻

2016111300.png


第二回のツクール講座。引き続きバイマイの中身をまるっと見せていくのである。

今回はバイマイのメインでもある街画面。MAP移動ではなく、選択肢で行きたい場所を決めるスタイルである。
バイマイは毎日毎日あっちいったりこっちいったりするので、街MAPでの移動はだるいかな、と思ってこういうスタイルにした。
べ、別に街MAP作るのが面倒だったんじゃないんだからね! 勘違いしないでよね!

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フェイちゃんのあんなところまで丸見え「Buy Myself」はこうして作られた。第一回「はじまりは10万ゴールド」


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記念すべきブログ記事一号。タイトルはおかしいが、中身は真面目。自分用メモ的な記事であり、これからツクールでリョナゲー作ろうかな、と考えているツクール童貞に捧ぐ、ゲーム制作講座だったりする。

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プロフィール

夜星玉兎

Author:夜星玉兎
ツクールでエロゲーを作っている人

主な制作物
・BuyMyself Ace
・はらませ! 魔王様!!
・BuyMyself ROA
・おつかいふぇいたん
・BuyMyself

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